トランスファー型
transfer die
トランスファー型とは
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トランスファー型とは、単発型を工程順に配列板に配列し、専用のプレス機械で加工するように設計されたプレス金型のことを言います。
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プレス機械のフィードバーにフィンガー(又はグリッパー)と呼ばれる爪の付いた治具をセットし、フィンガーが被加工材を以下のようにして次工程へ搬送します。
- @ 被加工材を挟む
- A 次工程に運ぶ
- B 被加工材を離す
- C 元の位置に戻る
この一連の動作をプレス機械と連動して行うことにより連続して加工を行います。(二次元トランスファーの場合)
■ トランスファー型のフィンガーによる搬送イメージ
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トランスファー型は単発型に比べて各工程間での材料の位置決めやフィンガーとの干渉などを考慮する必要があり設計の難易度は上がりますが、自動での連続加工が可能ですので大量生産に向いています。
又、トランスファー型は順送型と比べるとSPM(1分間の生産数)は落ちますが、歩留まりが良くなります。
関連項目
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